研究内容

① 認知行動変容のメカニズムに関する研究

本研究室では,情報処理理論の観点から認知行動変容のメカニズムに着目しています。

特に,心理療法のひとつである認知行動療法にまつわる研究を行っています。

これまで,「わかった!」と「わかるんだけど…なんだかなぁ」のちがいについての検討を行ってきました。

認知行動療法では,考え方(認知:スキーマ・自動思考)への介入を行い,認知変容を狙います。

しかし,その変容のプロセスはいまだ不明な点が多いです。

そこで,「こうすればいいのか…」「こういうことだったのか…」といった理解が生まれる瞬間に着目し,                      その中でも特に,納得・腑に落ちる感覚を伴う情報の処理パターンについて検討しています。

(※詳しくは資料のページや論文をご覧ください)


また,認知行動療法の技法についての検討(認知再構成,ソクラテス式対話)や,                               認知療法やマインドフルネスの効果の核とされる「脱中心化」や,「反すう」や「注意」「記憶」「自己効力感」といった               キーワードも扱っています。

あわせて,感情制御の基礎理論に関する研究も携わっています。

認知療法・認知行動療法とは? 

日本認知・行動療法学会の紹介ページ→リンク

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